日本口腔インプラント学会＠松本に参加しました

今回のインプラント学会のメインテーマは「不可能を可能にするインプラント外科・全身管理」でした。

インプラント治療は成人して体の成長が終わった方であれば年齢制限なく誰でも受ける事が可能です。ただ現実には歯を失って治療を考えられるのは60代以降となる事が多いのではないでしょうか。

その場合問題となるのが全身疾患への対応です。インプラント手術は小手術ではありますが、患者さんの体の状態によっては注意が必要な場合があります。

具体的には抗血栓薬内服の患者さんの出血の問題、骨粗鬆症治療中の患者さんへのMRONJへの注意、高齢患者さんの血圧・心拍数のモニタリングなどです。

リスクが高いと判断した場合は、当院でも病院口腔外科でのインプラント治療をお勧めする場合があります。今回の学会では各ガイドラインを参考にしながら実際の臨床での注意点をまとめた発表があったり、医科の先生方からの講演も多く計画されており、全身管理を広く学べる内容でした。

インプラントは昨今歯科でも多く取り入れられてきたDXとも相性が良く、各社から様々な新製品も紹介されていました。

実際私も最新の口腔内スキャナを比較できるハンズオンに参加し、実機を試してきました。

当院ではまだすぐに導入はしない事にしましたが、今後さらに改良された製品が出てくるはずですので、患者さんの得られるメリットが十分あると判断できた時には導入をしていきたいと考えています。

大滝歯科医院ではCT、ガイド手術なども取り入れた最新のインプラント治療を行っております。より安心、安全で患者さんのためになるインプラント治療に取り組んでおりますので、ご興味があれば遠慮なく質問してくださいね！