山形県飽海郡遊佐町の歯医者さん

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LOT研修会①

2018年4月7日、8日と副院長が横浜での研修会に参加してきました。

その第一回の報告になります。

 

歯科における「矯正」

歯の矯正治療、というとどんなイメージをもたれるでしょうか?子供がやるもの、口に装置を入れて行う、期間がかかる、といった答えが返ってきます。

私自身も子供の頃に矯正をしていました。小学5年生から高校生までやっていましたし、保定装置を大学生の時までつけていましたので、先ほどの矯正のイメージはほぼ当てはまります。

では大人になったら矯正は関係ないかというと、そんな事はありません。むしろ歯の治療が必要な成人の方では、矯正が必須になる場合が多いです。これは20代、30代といった方に限らず、少ししか歯が残っていないという方に対してもです。歯を失った経験のある方こそ矯正が必要になるのです。

歯を失った経験のある方は、歯が抜けることでさまざまな弊害が出ます。残っている歯が病的に移動したり、噛み合わせが変わることで一部の歯動揺する事などはよくあります。その際にそのままの噛み合わせで歯の治療をすべきか、本来の理想的な噛み合わせの位置に歯を戻してから治療をすべきかと考えれば、やはり矯正をして咬合を整えてあげた方が良い事がわかります。

今回横浜でのLOTコース(limited orthodontic treatment)に参加する事で、矯正の専門医の先生があまり関わらない、口腔内にトラブルを抱えた方の成人矯正を学んでいます。

第一回の今回は主に診断がテーマでした。

 

 

歯を見て人を見ず

「木を見て森を見ず」

と言うことわざがあります。小さな範囲にだけ目がいってしまい、大局を見通せない事の例えですが、歯科の分野で言うと

「歯を見て顔を見ず」

「歯を見て人を見ず」

と言い換えられます。

歯の治療だけですとどうしても小さな範囲だけに目が行くことも多いのですが、矯正治療では歯だけではなく、顔貌や姿勢にまで目を向けて診断することが必要になります。

写真にあるのはセファログラムと呼ばれるレントゲン撮影ですが、これをトレースする事で上下顎の大きさやズレの程度、口唇の出っ張り具合や歯の傾斜などを診断することができます。

学生時代には何度も実習で行ったこの診断ですが、自分が行うのは10年ぶりでした。久しぶりの実習でしたので、一つ一つの診断ポイントを確認しながら復習をしました。

今回のLOTでは、全てのケースでこういった診断が必要になるわけではありません。しかし、基本的な診断ができる知識とスキルがなければ、それこそ「歯を見て顔を見ず」となってしまいますので、とても大事な内容です。

 

今回は小さな頭蓋模型も持参しました。どこにどんな骨があり、どんな筋肉が付着し、どの神経支配を受けているのか。そしてそれがどのように先ほどのセファロ画像に映るのか。

これら全部学生時代に丸暗記していた事ですが、色々と経験をしてから再度勉強すると新たな発見もあり、楽しく感じるから不思議なものです。

 

今回のコースは1年間続くコースですが、しっかり学んで矯正治療のレベルアップをしていきたいと思います!