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3歳までのむし歯予防
⑤哺乳瓶う蝕について

今回ブログでは「3歳までのむし歯予防」として、役立つ情報をいくつか書いていこうと思います。

第五回は「哺乳瓶う蝕」です。

哺乳瓶う蝕

「哺乳瓶う蝕(ほにゅうびんうしょく)」という言葉を聞いたことはありますか?

う蝕とはむし歯のことです。

哺乳期を過ぎても長期間継続して、哺乳瓶でジュースや粉ミルクを飲ませ、上の前歯が広範囲にむし歯になってしまうのが典型的な哺乳瓶う蝕です。酷い場合は奥歯にもむし歯ができてしまいます。

寝る前の授乳、寝かしつけるための授乳もむし歯ができやすい環境をつくってしまいますので注意が必要です。

この哺乳瓶う蝕ですが、日本でも「むし歯の洪水時代」と呼ばれ、子供たちにむし歯が多発していた時期に大問題になりました。しかしそこから月日が経ち、今のお子さん達でこのようなむし歯を見かける事はほとんどなくなりました。

 

なので過度な心配をする必要はないのですが、乳幼児期のお子さんの健康を考える上では知っておいて欲しい事があります。

 

①まず1才になるまでの間は特に気をつける必要はありません。母乳にしろミルクにしろ、大人が考えているタイミングで授乳時間をコントロールして、という事などできませんので、神経質にならなくてもいいと思います。ただ、たまに寝つきをよくするために哺乳瓶にジュースを入れて飲ませているという話を聞きますが、これはむし歯予防の観点からはもちろん、お子さんの健康のためにもやめてください。あくまで与えるなら母乳やミルク、飲むなら「水・お茶」です。

 

②問題となるのは1才を過ぎて卒乳するまでの時期かと思います。卒乳の時期についてはいろいろな意見があります。WHOの見解などでは2才過ぎまで母乳を推奨しているようですが、それでは長すぎると思います。1才で卒乳、遅くても1歳半までには卒乳できるのが目安ではないでしょうか。

ただしこれはお子さんの発育状況にもよりますので、一律に決まるものではありません。ただ卒乳時期が遅くなればなるほどむし歯のリスクは高まりますので注意しましょう。この時期も引き続き甘い食べ物、飲み物は覚えないようにしましょうね。

1才を過ぎて卒乳がまだの場合、焦る必要はありませんが、授乳のタイミングは以前より気をつけてください。夜寝る前のミルクなどは夜間のむし歯リスクが上がります。

 

繰り返し強調しておきたいのは、卒乳の時期までに甘い食べ物、飲み物に触れさせない事の方が大事という事です。寝る前のミルクは避けた方がいいですが、それは大人の都合なのでうまく行かない場合も多いです。

哺乳瓶う蝕を避けるためには卒乳の時期と、甘いものをそれまでに覚えさせない事を注意してみてくださいね。

 

 

 

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