山形県飽海郡遊佐町の歯医者さん

〒999-8301 山形県飽海郡遊佐町遊佐字高砂47-1
JR遊佐駅より 徒歩6分

診療時間
9:00~12:30 × ×
14:00~18:00 × × ×

△:土曜午後は17:00まで 休診日:木曜午後・日曜・祝日

お問合せはこちら

0234-72-2199

3歳までのむし歯予防
①むし歯菌はどこから感染する?

今回ブログでは「3歳までのむし歯予防」として、役立つ情報をいくつか書いていこうと思います。

第一回は「むし歯菌はどこから感染する?」です。

むし歯菌って何?

 

むし歯の発生には、原因となる細菌が大きく関わってきます。有名なのはミュータンスレンサ球菌(streptococcus mutans)という細菌ですが、他にもむし歯の原因となる細菌は多数報告されています。これら全てをまとめて、わかりやすく「むしば菌」として説明される事が多いです。

でもこのむし歯菌、赤ちゃんのお口の中には最初は存在しないって知っていましたか?

赤ちゃんに最初に歯が生えてくるのは生後6ヶ月くらいですが、それより以前にはミュータンス連鎖球菌はお口の中からは検出されません。その後歯が生えはじめてから、お口の中に感染・定着していくのです。

でも最初はいなかった細菌が、どうやって赤ちゃんのお口の中に感染するのでしょうか?

むし歯菌はどこからやってくる?

ある報告によると、小児から検出された口腔内細菌の51.4%が母親由来、31.4%が父親由来、18.6%がその他であったそうです。また、この割合は子供の養育環境によって変わってくるとも報告されています。

一番感染の機会が多いのはお母さんからですが、お母さんの口の中の細菌数が多いほど、子供に感染しやすいです。

いずれにしても、「むし歯菌は、身近な保育者から唾液を介して子供に感染・定着する」というのが現在わかっている事です。

感染は防げるの?

じゃあむし歯菌の感染を防げれば、一生むし歯にならないのでは?と考える方もいるでしょう。ごく稀にですが、全くむし歯菌がいない人というのも実際いるそうです。意図的にそうできるのであればぜひそうしたいですよね。

しかし、それは現実的にはかなり難しい事です。唾液を介しての感染を防ぐために、

・親子で同じ箸・スプーンを使わない

・フーフーして冷ましたものを与えない

・スキンシップで口を近づけない

などが対策として言われますが、それでも完全に無菌状態にする事は不可能です。また、お父さんお母さんだけが気をつければ良いわけではなく、周りの保育者皆で取り組まなければいけません。

むし歯菌に感染する時期が遅ければ遅いほど、将来むし歯になるリスクは減るというデータはあるので、無理のない範囲で感染対策はした方が良いです。お父さんお母さんの口腔内環境を整えておくことや、キシリトールの応用をする事などは有効であるという事もわかっています。ただし、菌がいたとしても正しい知識を持って普通に生活していれば、むし歯は防げます。

子供にむし歯菌が感染しないように努力するより、良い生活習慣を身につけていく方が良いのではないかと思いますし、当院でもそのように患者さんにお話しています。